[04] 原因別の動向

投稿日: Jun 20, 2011 5:32:16 AM

~「他社倒産の余波」と「売掛金回収難」の件数・負債額は大幅増~

負債額「1千万円以上」では、「放漫経営」41件(前年同月比8.9%減)だけが減少、ほかは「他社倒産の余波」69件(同27.8%増)、「売掛金回収難」8件(同700.0%増)をはじめ、「販売不振」、「過少資本」、「既往のシワ寄せ」など、いずれも増加した。「他社倒産の余波」、「売掛金回収難」の大幅増は、大震災の影響を受けたものである。

前年度に比べた構成比率は、「販売不振」(73.6%→71.9%)、「放漫経営」(4.4%→3.8%)の2区分が低下、「過少資本」は変わらず、そのほか「他社倒産の余波」、「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」、「その他」の4区分は上昇した。

負債額では、「売掛金回収難」17億9,000万円(同1,018.8%増)、「放漫経営」260億200万円(同116.3%増)、「他社倒産の余波」587億8,200万円(同111.7%増)の3区分が大幅増となったのをはじめ、「販売不振」、「過少資本」も増加した。一方、「既往のシワ寄せ」268億3,900万円(同81.8%減)が大きな減少幅となった。

「放漫経営」は、件数の減少期間が2年1か月におよぶが、負債額は御堂筋共同ビル開発特定目的会社(負債額50億円)やフィールファイン(株)(負債額43億円)など負債額10億円以上の倒産が8件発生したことから、3か月ぶりに増加に転じている。

負債額「1千万円未満」では、「販売不振」、「放漫経営」、「他社倒産の余波」、「過少資本」、「既往のシワ寄せ」の5区分で倒産が発生したが、「過少資本」、「放漫経営」を除くほかの区分は、件数・負債額ともに減少した。