[04]原因別の動向

投稿日: Jun 10, 2016 1:14:54 AM

~資金関連の原因項目で増加~

負債額1千万円以上の原因別倒産件数は、「過少資本」と「売掛金回収難」で前年同月を上回った。

「販売不振」459件(前月比9.5%減、前年同月比6.3%減)は直近12か月の平均件数(490.3件)を下回り、月次倒産に占める割合(66.0%)も直近12か月の平均(67.7%)を1.7ポイント下回った。

不況型倒産(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は558件(前月比4.8%減、前年同月比7.0%減)で、月次倒産に占める割合は80.3%(同1.7ポイント上昇、同0.1ポイント上昇)だった。構成比の内訳は「販売不振」が減少する一方で、「既往のシワ寄せ」と「売掛金回収難」の上昇がそれを上回った。

「過少資本」「既往のシワ寄せ」は運転資金の欠乏や旧債負担の累積などによる倒産で、「売掛金回収難」は決済条件の悪化などに起因する倒産であることから、今後は企業の資金調達や売掛金回収が円滑に進んでいるかどうか、といった視点での注意が必要である。