[02]負債規模別の動向

投稿日: May 11, 2011 8:13:58 AM

震災関連では青森の「(株)中三」(負債額122億5千万円)などが倒産

3月期の特色は、負債額「1億円未満」の倒産が67.4%のシェアを占めたこと、原因別では「販売不振」など不況型倒産が82.7%(負債額「1千万円以上」は83.0%)を占めたこと、上場企業の倒産はゼロ、中小・零細企業にとっていぜん厳しい事業環境が続いていること、まだ調査結果に震災の影響はほとんど反映されていないこと、などである。小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は同20人以下)の倒産件数は、799件(前年同月比3.3%減)、シェアは65.4%と前月に比べ3.4ポイント上昇した。

負債額「100億円以上」の大型倒産は、東京の旅館・ホテル業「(株)コーラク」(負債額135億円)、大震災関連となった青森の百貨店・総合スーパー「(株)中三」(同122億5千万円)、愛知の半導体メモリメディア製造業「(株)ハギワラシスコム」の3件。いずれも営業年数30年以上の企業である。

表:負債額100億円以上の企業倒産

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3月の倒産件数は1,222件(前年同月比10.3%減)、負債額は2,704億5,900万円(同13.1%減)となった。このうち負債額「1千万円以上」は1,183件(同10.0%減)と、前年比で20か月連続の減少、負債額は2,702億4,400万円(同13.1%減)と5か月連続で前年同月を下回った。中小企業金融円滑化法など政策支援が支えとなった。 件数では、すべての区分が前年比で減少、「5千万円以上1億円未満」と「10億円以上100億円未満」の2区分を除いていずれも二桁の減少率となった。負債額でも、「5千万円以上1億円未満」150億3,800万円(同2.7%増)、「10億円以上100億円未満」1,116億800万円(同20.1%増)を除き、そのほか区分は二桁の減少率である。

図:月次倒産件数・負債額の推移

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図:負債規模別倒産件数・負債額前年同月増減比の比較

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