[01]8月の主な動き

2016/11/11 3:23 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2016/11/11 3:24 に更新しました ]
(1)反動増により倒産件数の前年同月比上昇に転じる
8月の倒産件数は760件(前月比2.3%増、前年同月比13.9%増)、負債額は1,262億円1,300万円(前月比1.6%増、前年同月比28.7%増)で、1990年9月(654件)以来の低水準となった前年同月(667件)からの反動増によって、倒産件数は6か月ぶりに前年同月を上回った。
 負債額「100億円以上」の倒産は吉田ゴルフ開発(株)(負債額166億8,700万円、ゴルフ場経営、再生手続、鹿児島県)の1社。
 負債額1千万円未満の企業倒産は34件(前月比9.7%増、前年同月比2.9%減)で、月次倒産全体(760件)に占める割合は4.5%(前月比0.3ポイント上昇、前年同月比0.7ポイント低下)となった。

 負債額1000万円以上の倒産は726件(前月比2.0%増、前年同月比14.9%増)、負債額は1,260億4,900万円(前月比1.6%増、前年同月比28.8%増)であった。

(2)小規模企業倒産の構成比90%を超える
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は688件(前月比3.5%増、前年同月比13.7%減)で3か月ぶりに前年同月を上回り、月次倒産全体に占める割合は90.5%(前月比1.0ポイント上昇、前年同月比0.2ポイント低下)と12か月ぶりに90%を超えた。

(3)「不況型」の前年同月比6か月ぶりに増加も構成比低下
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「売掛金回収難」「その他」の2区分が前年同月を下回った。「過少資本」48件は前月比、前年同月比ともに増加し、直近12か月の平均件数(34.9件)を大きく上回った。月次倒産に占める構成比は6.6%で、2013年10月(7.0%)以降で最大となった。
 「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は582件(前月比0.9%増、前年同月比8.2%増)と6か月ぶりに前年同月比は増加となる一方、月次倒産に占める割合は80.2%(同0.8ポイント低下、同4.9ポイント低下)とやや低下した。

(4)「サービス業」の水準高め
 業種別の集計では「飲食業」「その他」を除く区分すべてで前年同月を上回った。
 「建設業」は「設備工事」を除く3区分で前年同月を上回った。
 「小売業」95件は、3か月ぶりに100件を割り、直近12か月の平均件数(98.3件)も僅かに下回った。一方、「サービス業」170件は、2016年6月に次ぐ今年2番目の水準で、直近12か月の平均件数(151.2件)を上回った。