[01]6月の主な動き

2016/09/01 1:09 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2016/10/19 21:46 に更新しました ]
※赤字部分は初回掲載時から訂正しています。(2016/10/20)
■企業倒産調査月報の一部公開停止について

(1)倒産件数の前年同月比減少は継続
 6月の倒産件数は793件(前月比9.2%増、前年同月比7.8%減)、負債額は1,082億円3,100万円(前月比6.8%減、前年同月比14.8%減)で、4か月連続で前年同月を下回った。しかし、倒産件数自体は2015年8月の667件を底に、徐々に増加傾向にあり、、再び800件台が目前に迫っている。
 負債額「100億円以上」の倒産が発生しなかったことで、月次の負債総額は2016年に入って2番目に少ない1,082億3,100万円(前月比6.8%減、前年同月比14.8%減)となった。
 負債額1千万円未満の企業倒産は30件(前月比45.5%減、前年同月比16.7%減)だった。月次倒産全体に占める割合は3.8%で、前月比3.8ポイント低下、前年同月比0.4ポイント低下だった。
 負債額1000万円以上の倒産は763件(前月比13.7%増、前年同月比7.4%減)、負債額は1,080億6,500万円(前月比6.7%減、前年同月比14.8%減)であった。

(2)小規模企業倒産、一進一退の動き
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は709件(前月比9.1%増、前年同月比6.5%減)で月次倒産全体に占める割合は89.4%(前月比0.1ポイント低下、前年同月比1.3ポイント上昇)となった。
 従業員規模別集計との関連では、「4人以下」と「5人以上9人以下」でそれぞれ前年同月比0.8ポイント、1.1ポイント構成比の上昇が見られたものの「10人以上29人以下」で1.0ポイント低下し、小規模企業の倒産シェアは再び低下した。

(3)「既往のシワ寄せ」の構成比一転低下へ
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は5月と同じく「放漫経営」「過少資本」で前年同月を上回った。「過少資本」の構成比は5.0%で、4か月連続して5%以上の水準で推移している。構成比が上昇していた「既往のシワ寄せ」は前月比13.4%減、前年同月比16.8%減の84件で、月次倒産に占める割合は11.0%(前月比3.5ポイント低下、前年同月比1.3ポイント低下)に低下した。
 「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は625件(前月比12.2%増、前年同月比9.6%減)、月次倒産に占める割合は81.9%(同1.1ポイント低下、同2.0ポイント低下)と3か月連続で80%を超えた。

(4)「建設業」足踏み、「小売業」「サービス業」も減少傾向に歯止め
 業種別の集計では「小売業」「サービス業」「その他」を除く区分すべてで前年同月を下回った。
 「建設業」は「職別工事」を除く3区分で前年同月を下回ったが、全体では146件と140件台で踏みとどまっている。
 「小売業」117件と「サービス業」174件は、それぞれ過去12か月の平均件数(95.8件、152.7件)を上回り、減少傾向に変化が見られた。