2016/05/16 23:04 に Matsumoto Norikazu が投稿
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2016/05/16 23:05 に更新しました
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(1)倒産件数・負債額ともに一進一退の動き 3月の倒産件数は790件(前月比4.8%増、前年同月比11.2%減)、負債額は1,761億円3,200万円(前月比7.6%増、前年同月比21.3%減)で、倒産件数が9か月ぶりに増加した12月から1月は一転、減少に転じ、2月は再び増加、3月に減少へと転換する一進一退の推移となっている。 負債額10億円以上の倒産は29件(前月比14.7%減、前年同月比25.6%減)で、倒産1件当たりの平均負債額も33億7,100万円(前年同月比6.7%減)と減少したことで月次倒産全体の負債額はやや減少となった。一方で、負債額1000万円未満の倒産は44件(前月比41.9%増、前年同月比41.9%増)、負債額は2億3,300万円(前月比54.3%増、前年同月比71.3%増)と件数・負債額ともに増加した。 負債額1000万円以上の倒産は746件(前月比3.2%増、前年同月比13.2%減)、負債額は1,758億9,900万円(前月比7.6%増、前年同月比21.3%減)であった。
(2)小規模企業倒産は前年同月比で件数が大幅に減少 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は682件(前月比5.1%増、前年同月比11.3%減)で月次倒産全体に占める割合は86.3%(前月比0.2ポイント上昇、前年同月比0.1ポイント低下)となった。 従業員規模別集計との関連では、「4人以下」「10人以上29人以下」でそれぞれ前年同月比1.3ポイント、1.5ポイント構成比の上昇が見られたが、「5人以上9人以下」で同2.9ポイント低下したことで、小規模企業全体としては0.1ポイントの低下に抑えられたものと考えられる。
(3)「不況型倒産」の構成比は80%を割る水準で推移 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「放漫経営」のみが前年同月を上回った。 「販売不振」は507件で、2015年7月(540件)以降で初めて500件を超えた。 「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は586件(前月比2.1%増、前年同月比12.0%減)と前年同月比で減少し、月次倒産に占める割合は78.6%(同0.8ポイント低下、同1.1ポイント上昇)と2月に続いて80%を割った。
(4)「建設業」はすべての中分類で前年同月を下回る 業種別の集計では「小売業」「飲食業」で前年同月を上回った。 前年同月比の増減が一進一退を続ける「建設業」は、「土木工事」「建築工事」「職別工事」「設備工事」の4つの中分類すべてで前年同月を下回り、前年同月比で減少に転じた。2月に急増した中分類の「設備工事」28件(前月比20.0%減、前年同月比17.6%増)はやや減少し、同様に2月に前年同月比で急増した「建築工事」42件(前月比2.4%増、前年同月比4.5%減)も大きな変動はなかった。 「その他」63件(前月比10.5%増、前年同月比18.2%減)の内訳では、貸金関連業種の一部で前年同月比が増加したほか、不動産代理業でも増加が見られた。
|
2016/05/16 23:01 に Matsumoto Norikazu が投稿
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2016/05/16 23:02 に更新しました
]
~100億円以上の大型倒産が3社~
負債規模別の倒産件数は、「1000万円未満」が前年同月比増加、「100億円以上」が横ばい、その他の区分はすべて前年同月を下回った。 負債額1千万円未満の企業倒産は44件(前月比41.9%増、前年同月比41.9%増)で、月次倒産全体(790件)に占める割合は5.6%(前月比1.5ポイント上昇、前年同月比2.1ポイント上昇)となった。 負債額100億円以上の大型倒産は関急不動産(株)(負債額150億円、貸事務所業、破産、大阪府)、日本ロジテック(協)(負債額120億円、事業協同組合、銀行取引停止、東京都)、(株)日食(負債額107億5,800万円、食料・飲料卸売業、破産、大阪府)の3社だった。2015年3月・9月と並んで2013年10月以降の最多件数となった。 |
2016/05/16 23:00 に Matsumoto Norikazu が投稿
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2016/05/16 23:01 に更新しました
]
~「小売業」は「衣服見の廻り品」が増加要因に~
負債額1千万円以上の業種別倒産件数は、「小売業」「飲食業」を除く業種すべてで前年同月を下回った。 「小売業」118件(前月比26.9%増、前年同月比6.3%増)は直近12か月の平均件数(98.5件)を大きく上回り、2014年10月(121件)以降で最多となった。「小売業」の中分類をみると、「衣服見の廻り品」での増加が顕著で、「その他」もやや高い水準だった。 「建設業」147件(前月比5.0%増、前年同月比7.5%減)は、中分類「土木工事」「建築工事」「職別工事」「設備工事」のすべてで前年同月を上回った。直近12か月平均(141.8件)との対比では、僅かに上回った。 業種区分「その他」の前年同月比較一覧(負債額1000万円以上)
業種コード
|
業種名称
|
2015年3月
|
2016月3月
|
0113
|
野菜作農業(きのこ類栽培を含む)
|
3
|
0
|
0115
|
花き作農業
|
1
|
0
|
0116
|
工芸農作物農業
|
0
|
1
|
0122
|
肉用牛生産業
|
1
|
0
|
0123
|
養豚業
|
1
|
0
|
0141
|
園芸サービス業
|
0
|
1
|
0221
|
素材生産業
|
0
|
1
|
0411
|
魚類養殖業
|
0
|
2
|
0421
|
内水面養殖業
|
1
|
0
|
0548
|
砂・砂利・玉石採取業
|
1
|
0
|
4311
|
一般乗合旅客自動車運送業
|
1
|
0
|
4321
|
一般乗用旅客自動車運送業
|
4
|
1
|
4331
|
一般貸切旅客自動車運送業
|
2
|
0
|
4411
|
一般貨物自動車運送業
|
26
|
21
|
4441
|
集配利用運送業
|
3
|
1
|
4542
|
内航船舶貸渡業
|
1
|
0
|
4621
|
航空機使用業(航空運送業を除く)
|
1
|
0
|
4711
|
倉庫業(冷蔵倉庫業を除く)
|
1
|
0
|
4721
|
冷蔵倉庫業
|
0
|
1
|
4822
|
運送取次業
|
1
|
0
|
4841
|
こん包業(組立こん包業を除く)
|
2
|
2
|
6412
|
事業者向け貸金業
|
0
|
1
|
6513
|
投資運用業
|
0
|
4
|
6522
|
商品投資業
|
0
|
1
|
6639
|
その他の金融代理業
|
1
|
0
|
6759
|
その他の保険サービス業
|
0
|
1
|
6811
|
建物売買業
|
3
|
2
|
6812
|
土地売買業
|
3
|
2
|
6821
|
不動産代理業・仲介業
|
3
|
6
|
6911
|
貸事務所業
|
6
|
2
|
6912
|
土地賃貸業
|
3
|
0
|
6921
|
貸家業
|
1
|
1
|
6931
|
駐車場業
|
1
|
1
|
6941
|
不動産管理業
|
5
|
7
|
8721
|
事業協同組合
|
1
|
3
|
9599
|
他に分類されないサービス業
|
0
|
1
|
計
|
|
77
|
63
|
|
2016/05/16 22:59 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/16 23:00 に更新しました
]
~「販売不振」は下げ止まり傾向~
負債額1千万円以上の原因別倒産件数は、「放漫経営」を除くすべての区分で前年同月を下回った。 「放漫経営」46件(前月比2.1%減、前年同月比9.5%増)は2月に続いて前年同月を上回り、直近12か月の平均件数(32.3件)も大きく上回った。 また「販売不振」507件(前月比4.5%増、前年同月比6.8%減)は8か月ぶりに500件を超え、件数自体は下げ止まりの推移となった 不況型倒産(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は586件(前月比2.1%増、前年同月比12.0%減)で、月次倒産に占める割合は78.6%(前月比0.8ポイント低下、前年同月比1.1ポイント上昇)と構成比は2か月連続で80%を割った。 |
2016/05/16 22:58 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/16 22:59 に更新しました
]
~「300人以上」は12か月倒産発生なし~
負債額1千万円以上の従業員規模別倒産件数は、「不明」を除くすべての区分で前年同月を下回った。 各区分の件数は直近12か月との対比でも突出した変化は見られないが、「10人以上29人以下」101件は12か月ぶりに100件を超え、直近12か月間平均(79.6件)を25.6%上回った。 従業員「300人以上」は2015年4月以降12か月連続で倒産が発生していない。 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産件数は682件(前月比5.1%増、前年同月比11.3%減)で月次倒産に占める割合は86.3%(前月比0.2ポイント上昇、前年同月比0.1ポイント低下)だった。構成比の推移も従業員規模別集計「4人以下」に連動した動きとなっている。
小規模企業の倒産件数構成比・前年同月比推移
調査年月
|
月次倒産
全体
|
小規模企業
倒産件数
|
構成比
|
前年比
|
2014年3月
|
848
|
750
|
88.4%
|
-10.2%
|
2014年4月
|
955
|
832
|
87.1%
|
2.5%
|
2014年5月
|
853
|
735
|
86.2%
|
-23.5%
|
2014年6月
|
900
|
804
|
89.3%
|
-1.3%
|
2014年7月
|
915
|
814
|
89.0%
|
-14.4%
|
2014年8月
|
759
|
671
|
88.4%
|
-12.7%
|
2014年9月
|
856
|
742
|
86.7%
|
2.1%
|
2014年10月
|
841
|
731
|
86.9%
|
-15.9%
|
2014年11月
|
764
|
689
|
90.2%
|
-13.0%
|
2014年12月
|
712
|
631
|
88.6%
|
-8.7%
|
2015年1月
|
745
|
651
|
87.4%
|
-19.3%
|
2015年2月
|
721
|
613
|
85.0%
|
-13.4%
|
2015年3月
|
890
|
769
|
86.4%
|
2.5%
|
2015年4月
|
784
|
692
|
88.3%
|
-16.8%
|
2015年5月
|
750
|
638
|
85.1%
|
-13.2%
|
2015年6月
|
860
|
758
|
88.1%
|
-5.7%
|
2015年7月
|
813
|
725
|
89.2%
|
-10.9%
|
2015年8月
|
667
|
605
|
90.7%
|
-9.8%
|
2015年9月
|
694
|
607
|
87.5%
|
-18.2%
|
2015年10月
|
779
|
693
|
89.0%
|
-5.2%
|
2015年11月
|
739
|
651
|
88.1%
|
-5.5%
|
2015年12月
|
728
|
644
|
88.5%
|
2.1%
|
2016年1月
|
708
|
630
|
89.0%
|
-3.2%
|
2016年2月
|
754
|
649
|
86.1%
|
5.9%
|
2016年3月
|
790
|
682
|
86.3%
|
-11.3%
|
|
2016/05/16 22:57 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/25 22:17 に更新しました
]
~前年同月比は減少も直近対比は一部で高い水準~
負債額1千万円以上の資本金規模別倒産件数は、倒産が発生しなかった5億円以上の2区分を除くすべての区分で前年同月を下回った。2月に1000万円以上から5億円未満まですべて前年同月を上回った状況から一転した。 全体的に低い水準に収まっているが、過去12か月の平均件数は「5000万円以上1億円未満」33件に対して23.6件、「1億円以上5億円未満」11件に対して6.4件となり、この2区分に関してはやや高い水準といえる。 |
2016/05/16 22:55 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/16 22:56 に更新しました
]
~前年同月比は減少するも件数は下げ止まり~
負債額1千万円以上の営業年数別倒産件数は、「2年以上6年未満」を除くすべての区分で前年同月を下回った。前月比でみると2年以上から20年未満と30年以上で上回っており、やや下げ止まりの傾向が見られる。 「2年以上6年未満」65件(前月比18.2%増、前年同月比1.6%増)は過去12か月の平均(55.9件)を上回った。また別途集計した原因別区分とのクロス集計によると、「販売不振」増加の影響が強かった。 営業年数を10年刻みで分割すると、10年未満163件(前年同月比14.7%減)、10年以上20年未満163件(同12.4%減)、20年以上346件(同11.7%減)で、構成比はそれぞれ24.3%(前年同月比0.5ポイント低下)24.3%(同0.1ポイント上昇)、51.5%(同0.5ポイント上昇)だった。 |
2016/05/16 22:53 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/16 22:54 に更新しました
]
~「銀行取引停止」が記録的低水準~
負債額1千万円以上の形態別倒産件数は、「再生手続」「その他」と倒産が発生しなかった「会社更生法」が前年同月比横ばい、その他の区分は前年同月を下回った。 「銀行取引停止」69件(前月比6.8%減、前年同月比16.9%減)は21か月連続で前年同月を下回り、1979年の集計開始以来最少となった2016年1月(64件)に続いて再び70件を割り、歴代3番目の低水準となった。「破産」616件(同4.9%増、同13.5%減」は8か月ぶりの前年同月比増加となった2月から再び前年同月比減少へと転じた。 法的倒産が月次倒産に占める割合は89.4%(前月比0.7ポイント上昇、前年同月比0.2ポイント上昇)、法的倒産に「破産」が占める割合は92.4%(同0.8ポイント上昇、同0.6ポイント低下)だった。 |
2016/05/16 22:52 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/16 22:53 に更新しました
]
~不況型倒産、10年以上で高い構成比~
負債額1千万円以上の倒産件数を倒産原因と営業年数でクロス集計すると、全49区分のうち前年同月比増加が11区分、減少が29区分、横ばい9区分で、全体的に減少区分が多勢を占めた。 営業年数「30年以上」の「販売不振」146件(前月比7.4%増、前年同月比4.7%減)は、3月も引き続き前年同月比の減少傾向が継続している。一方、営業年数別集計で唯一前年同月比が増加した「2年以上6年未満」では、「販売不振」34件(前月比17.2%増、前年同月比17.2%増)の増加が目立った。 不況型倒産(「販売不振」「売掛金回収難」「既往のシワ寄せ」の合計)の構成比動向をみると、営業年数「不明」で91.9%(前月比1.7ポイント低下、前年同月比0.3ポイント低下)と僅かに減少傾向をみせたが、他の区分と比べて圧倒的多数を占めた。その他の区分では、「30年以上」が83.1%、「20年以上30年未満」が79.3%、「10年以上20年未満」が79.8%で、営業年数10年以上の区分はすべて月次倒産に占める構成比(78.6%)を上回った。
倒産原因・営業年数別倒産件数クロス集計(負債額1000万円以上)
倒産件数
|
2年未満
|
2年以上
6年未満
|
6年以上
10年未満
|
10年以上
20年未満
|
20年以上
30年未満
|
30年以上
|
不明
|
合計
|
販売不振
|
0
|
34
|
67
|
114
|
81
|
146
|
65
|
507
|
放漫経営
|
6
|
12
|
7
|
10
|
6
|
4
|
1
|
46
|
他社倒産の余波
|
1
|
9
|
7
|
8
|
6
|
11
|
1
|
43
|
過少資本
|
2
|
4
|
4
|
6
|
6
|
13
|
4
|
39
|
既往のシワ寄せ
|
1
|
2
|
0
|
16
|
15
|
41
|
3
|
78
|
売掛金回収難
|
0
|
1
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
1
|
その他
|
0
|
3
|
3
|
9
|
7
|
10
|
0
|
32
|
合計
|
10
|
65
|
88
|
163
|
121
|
225
|
74
|
746
|
倒産原因・営業年数別倒産件数前年同月比増減率(負債額1000万円以上)
件数増減率
|
2年未満
|
2年以上
6年未満
|
6年以上
10年未満
|
10年以上
20年未満
|
20年以上
30年未満
|
30年以上
|
不明
|
合計
|
販売不振
|
-100.0%
|
17.2%
|
-2.9%
|
3.6%
|
-4.7%
|
-12.6%
|
-15.6%
|
-6.8%
|
放漫経営
|
50.0%
|
-7.7%
|
0.0%
|
0.0%
|
-
|
-20.0%
|
-66.7%
|
9.5%
|
他社倒産の余波
|
0.0%
|
-25.0%
|
-58.8%
|
-61.9%
|
-14.3%
|
-21.4%
|
0.0%
|
-41.1%
|
過少資本
|
0.0%
|
33.3%
|
33.3%
|
0.0%
|
50.0%
|
-48.0%
|
100.0%
|
-13.3%
|
既往のシワ寄せ
|
-
|
-50.0%
|
-100.0%
|
-33.3%
|
-25.0%
|
-14.6%
|
-50.0%
|
-31.6%
|
売掛金回収難
|
-
|
-50.0%
|
-
|
-100.0%
|
-100.0%
|
-100.0%
|
-
|
-87.5%
|
その他
|
-100.0%
|
200.0%
|
-25.0%
|
-30.8%
|
-12.5%
|
100.0%
|
-100.0%
|
-3.0%
|
合計
|
-33.3%
|
1.6%
|
-21.4%
|
-12.4%
|
-3.2%
|
-15.7%
|
-17.8%
|
-13.2%
|
倒産原因・営業年数別倒産件数前年同月比増減数(負債額1000万円以上)
件数増減数
|
2年未満
|
2年以上
6年未満
|
6年以上
10年未満
|
10年以上
20年未満
|
20年以上
30年未満
|
30年以上
|
不明
|
合計
|
販売不振
|
-7
|
5
|
-2
|
4
|
-4
|
-21
|
-12
|
-37
|
放漫経営
|
2
|
-1
|
0
|
0
|
6
|
-1
|
-2
|
4
|
他社倒産の余波
|
0
|
-3
|
-10
|
-13
|
-1
|
-3
|
0
|
-30
|
過少資本
|
0
|
1
|
1
|
0
|
2
|
-12
|
2
|
-6
|
既往のシワ寄せ
|
1
|
-2
|
-12
|
-8
|
-5
|
-7
|
-3
|
-36
|
売掛金回収難
|
0
|
-1
|
0
|
-2
|
-1
|
-3
|
0
|
-7
|
その他
|
-1
|
2
|
-1
|
-4
|
-1
|
5
|
-1
|
-1
|
合計
|
-5
|
1
|
-24
|
-23
|
-4
|
-42
|
-16
|
-113
|
|
2016/05/16 22:52 に Matsumoto Norikazu が投稿
[
2016/05/16 22:52 に更新しました
]
~「北海道」「九州・沖縄」の減少目立つ~
負債額1千万円以上の地域別倒産件数は、8つの地域すべてで前年同月を下回った。 2月は近畿以東の5地域で前年同月を上回ったが、3月は全ての地域で前年同月を下回った。 全体としては「北海道」「九州・沖縄」の減少率が目立ち、対照的に「関東」「中部」での減少率は双方とも3.3%減に止まった。とくに「中部」の87件は過去12か月の平均件数(73.3件)と比べて高い水準にある。 「関東」では茨城県、栃木県、埼玉県で大きく前年同月を下回ったものの、群馬県(8件→14件)、東京都(152件→160件)、神奈川県(36件→41件)、長野県(6件→10件)、静岡県(23件→25件)と増加が広範囲に渡ったことで、全体ではわずかな減少に止まった。 「中部」では岐阜県が大きく前年同月を下回ったが、それ以外での変動幅が小さく、石川県(7件→10件)、三重県(10件→12件)の増加によって全体では前年同月比3.3%減に止まった。 都道府県別倒産件数前年同月比較一覧(負債額1000万円以上)
|
2015年3月
|
2016年3月
|
前年同月比
|
都道府県名
|
件数
|
負債額
|
件数
|
負債額
|
件数
|
負債額
|
北海道
|
39
|
15,702
|
27
|
2,448
|
-30.8%
|
-84.4%
|
北海道
|
39
|
15,702
|
27
|
2,448
|
-30.8%
|
-84.4%
|
青森
|
6
|
1,996
|
4
|
1,369
|
-33.3%
|
-31.4%
|
岩手
|
6
|
2,100
|
5
|
278
|
-16.7%
|
-86.8%
|
宮城
|
14
|
1,520
|
7
|
871
|
-50.0%
|
-42.7%
|
秋田
|
5
|
407
|
4
|
605
|
-20.0%
|
48.6%
|
山形
|
9
|
4,187
|
9
|
2,000
|
0.0%
|
-52.2%
|
福島
|
3
|
187
|
5
|
844
|
66.7%
|
351.3%
|
東北
|
43
|
10,397
|
34
|
5,967
|
-20.9%
|
-42.6%
|
茨城
|
14
|
21,298
|
8
|
1,021
|
-42.9%
|
-95.2%
|
栃木
|
18
|
3,229
|
8
|
1,750
|
-55.6%
|
-45.8%
|
群馬
|
8
|
1,543
|
14
|
2,703
|
75.0%
|
75.2%
|
埼玉
|
30
|
3,188
|
17
|
3,967
|
-43.3%
|
24.4%
|
千葉
|
30
|
13,351
|
25
|
2,749
|
-16.7%
|
-79.4%
|
東京
|
152
|
31,723
|
160
|
44,809
|
5.3%
|
41.3%
|
神奈川
|
36
|
5,247
|
41
|
7,792
|
13.9%
|
48.5%
|
新潟
|
8
|
635
|
8
|
1,147
|
0.0%
|
80.6%
|
山梨
|
5
|
6,914
|
3
|
900
|
-40.0%
|
-87.0%
|
長野
|
6
|
286
|
10
|
2,201
|
66.7%
|
669.6%
|
静岡
|
23
|
2,983
|
25
|
2,899
|
8.7%
|
-2.8%
|
関東
|
330
|
90,397
|
319
|
71,938
|
-3.3%
|
-20.4%
|
富山
|
5
|
2,570
|
4
|
7,829
|
-20.0%
|
204.6%
|
石川
|
7
|
580
|
10
|
6,265
|
42.9%
|
980.2%
|
愛知
|
51
|
12,637
|
50
|
10,887
|
-2.0%
|
-13.8%
|
三重
|
10
|
1,598
|
12
|
1,037
|
20.0%
|
-35.1%
|
岐阜
|
17
|
4,622
|
11
|
2,006
|
-35.3%
|
-56.6%
|
中部
|
90
|
22,007
|
87
|
28,024
|
-3.3%
|
27.3%
|
福井
|
4
|
2,884
|
3
|
322
|
-25.0%
|
-88.8%
|
滋賀
|
12
|
1,572
|
6
|
3,584
|
-50.0%
|
128.0%
|
京都
|
28
|
4,737
|
15
|
1,992
|
-46.4%
|
-57.9%
|
大阪
|
116
|
22,295
|
102
|
38,777
|
-12.1%
|
73.9%
|
兵庫
|
53
|
6,524
|
39
|
3,377
|
-26.4%
|
-48.2%
|
奈良
|
11
|
441
|
6
|
155
|
-45.5%
|
-64.9%
|
和歌山
|
7
|
16,945
|
10
|
2,039
|
42.9%
|
-88.0%
|
近畿
|
231
|
55,398
|
181
|
50,246
|
-21.6%
|
-9.3%
|
鳥取
|
2
|
30
|
4
|
307
|
100.0%
|
923.3%
|
島根
|
13
|
2,993
|
5
|
388
|
-61.5%
|
-87.0%
|
岡山
|
4
|
1,150
|
11
|
2,120
|
175.0%
|
84.3%
|
広島
|
17
|
9,904
|
11
|
1,322
|
-35.3%
|
-86.7%
|
山口
|
6
|
250
|
3
|
140
|
-50.0%
|
-44.0%
|
中国
|
42
|
14,327
|
34
|
4,277
|
-19.0%
|
-70.1%
|
徳島
|
7
|
857
|
5
|
880
|
-28.6%
|
2.7%
|
香川
|
7
|
939
|
4
|
913
|
-42.9%
|
-2.8%
|
愛媛
|
1
|
50
|
5
|
922
|
400.0%
|
1744.0%
|
高知
|
5
|
4,098
|
2
|
1,020
|
-60.0%
|
-75.1%
|
四国
|
20
|
5,944
|
16
|
3,735
|
-20.0%
|
-37.2%
|
福岡
|
28
|
6,274
|
25
|
3,528
|
-10.7%
|
-43.8%
|
佐賀
|
1
|
120
|
2
|
420
|
100.0%
|
250.0%
|
長崎
|
3
|
232
|
2
|
43
|
-33.3%
|
-81.5%
|
熊本
|
9
|
584
|
2
|
80
|
-77.8%
|
-86.3%
|
大分
|
7
|
695
|
5
|
532
|
-28.6%
|
-23.5%
|
宮崎
|
1
|
28
|
1
|
200
|
0.0%
|
614.3%
|
鹿児島
|
6
|
1,075
|
6
|
2,411
|
0.0%
|
124.3%
|
九州
|
55
|
9,008
|
43
|
7,214
|
-21.8%
|
-19.9%
|
沖縄
|
9
|
451
|
5
|
2,050
|
-44.4%
|
354.5%
|
全国
|
859
|
223,631
|
746
|
175,899
|
-13.2%
|
-21.3%
|
|
|