[01]2月の主な動き

2016/03/29 1:22 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2016/03/29 1:23 に更新しました ]
(1)倒産件数・負債額ともに前年同月比増加
 2月の倒産件数は754件(前月比6.5%増、前年同月比4.6%増)、負債額は1,636億円6,700万円(前月比28.8%増、前年同月比8.1%増)で、倒産件数が9か月ぶりに増加した12月から1月は一転、減少に転じ、再び増加へと転換する一進一退の推移となっている。
 負債額は10億円以上の倒産が34件(前月比41.7%増、前年同月比6.3%増)発生し、月次倒産全体の負債額を引き上げた。
 負債額1千万円以上の倒産は723件(前月比7.1%増、前年同月比4.5%増)、負債額は1,635億1,600万円(前月比28.8%増、前年同月比8.2%増)であった。

(2)小規模企業倒産は前年同月比で件数・構成比ともに増加
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は649件(前月比3.0%増、前年同月比5.9%増)で月次倒産全体に占める割合は86.1%(前月比2.9ポイント低下、前年同月比1.1ポイント上昇)となった。
 従業員規模別集計の「4人以下」で構成比の上昇が見られたが、それとともに、「製造業」「建設業」(20人業種)での倒産増加も影響していると思われる。

(3)「不況型倒産」は件数増加も構成比が80%を割る
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「販売不振」「放漫経営」「既往のシワ寄せ」「その他」で前年同月を上回り、「他社倒産の余波」「過少資本」「売掛金回収難」は下回った。
 「販売不振」は485件で、12月に1992年3月(356件)以降で最少となる420件まで減少したのち、1月は467件と、徐々に件数を戻しつつあるものの、2015年11月以降、4か月連続で500件を下回り続けている。また、「放漫経営」は2014年2月(52件)以降で最も多い47件で、前月比は3か月連続で増加が続いている。
 「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は574件(前月比3.4%増、前年同月比1.2%増)と前月比・前年同月比ともに増加するも、月次倒産に占める割合は79.4%(同2.8ポイント低下、同2.5ポイント低下)と2015年12月に続いて再び80%を割った。

(4)「建設業」の前年同月比が約7年ぶりに10%増を超える
業種別の集計では「建設業」「飲食業」「サービス業」が前年同月を上回った。
 2015年12月には18か月ぶりに前年同月を上回った「建設業」が、1月を挟んで再び14.8%の増加に転じた。中分類の「土木工事」「建築工事」「職別工事」はほぼ前月並みの水準であるが、「設備工事」35件(前月比84.2%増、前年同月比45.8%増)が急増した。「建設業」の前年同月比が10%増を超える水準となるのは2009年1月(351件/前年同月比16.8%増)以来約7年ぶり。
 「その他」57件の内訳では、自動車運送関連業種の一部で前年同月比が増加したほか、不動産代理業、仲介業でも増加が見られた。