[01]1月の主な動き

2016/03/10 1:41 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2016/03/10 1:42 に更新しました ]
(1)倒産件数の前年同月比は再び減少へ
 1月の倒産件数は708件(前月比2.7%減、前年同月比5.0%減)、負債額は1,270億円8,200万円(前月比67.0%減、前年同月比24.4%減)で、倒産件数が9か月ぶりに増加した12月から一転、再び減少に転じた。負債額は「100億円以上」の倒産が2件発生したが、超大型倒産が発生した前月・前年同月からは反動減となった
 負債額1千万円以上の倒産は675件(前月比3.4%減、前年同月比6.4%減)、負債額は1,269億2,700万円(前月比67.1%減、前年同月比24.5%減)であった。

(2)小規模企業倒産は減少に転じるも構成比は上昇
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は630件(前月比2.2%減、前年同月比3.2%減)で月次倒産全体に占める割合は89.0%(前月比0.5ポイント上昇、前年同月比1.6ポイント上昇)となった。
従業員規模別の集計では「4人以下」が倒産件数で減少するも他の区分と比べて減少幅が少なかった事が影響し、構成比が74.1%(前月比0.9ポイント上昇、前年同月比3.8ポイント上昇)まで上昇したことが影響した。

(3)「不況型倒産」の構成比が再び80%超へ
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「既往のシワ寄せ」「その他」で前年同月を上回り、その他の区分は前年同月を下回った。12月は1992年3月(356件)以降で最少件数となった「販売不振」は467件(前月比11.2%増、前年同月比8.1%減)と、やや件数を戻した。
「既往のシワ寄せ」は6か月ぶりに100件を超える水準となった12月からやや件数を落としたものの、前年同月からの反動増もあり、14.7%増となる86件だった。
「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は555件(前月比5.3%増、前年同月比5.8%減)と前年同月比は減少するも、月次倒産に占める割合は82.2%(同6.8ポイント上昇、同0.5ポイント上昇)と9か月ぶりに80%を割った12月から一転した。。

(4)「建設業」は再び前年同月下回るも減少幅は限定的
 業種別の集計では「卸売業」「飲食業」が前年同月を上回った。
12月は18か月ぶりに前年同月を上回った「建設業」であるが、再び1.5%の減少に転じた。しかし、これまで比較的低水準で推移してきた中分類の「土木工事」が30件(前年同月比87.5%増)と高い水準に転じたことは注意が必要である。
 「その他」62件は9か月ぶりに前年同月比増加となった12月から一転、減少に転じている。内訳では作農業の一部、不動産関連業種、事業協同組合などで前年同月から増加、自動車運送関連業種では減少がみられた