[01]11月の主な動き

2016/01/12 23:52 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2016/01/12 23:53 に更新しました ]
(1)件数の前年同月比減少続くも減少幅は縮小
 11月の倒産件数は739件(前月比5.1%減、前年同月比3.3%減)、負債額は1,417億円8,300万円(前月比33.3%増、前年同月比22.6%増)で、倒産件数の前年同月比は8か月連続で減少、負債額は「10億円以上」の倒産件数が前年同月を上回った影響で増加し、2015年前半並みの水準となった。
 負債額1千万円以上の倒産は711件(前月比4.2%減、前年同月比3.4%減)、負債額は1,416億5,000万円(前月比33.3%増、前年同月比22.7%増)であった。

(2)小規模企業倒産の前年同月比減少続く
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は651件(前月比6.1%減、前年同月比5.5%減)で月次倒産全体に占める割合は88.1%(前月比0.9ポイント低下、前年同月比2.1ポイント低下)となった。
前月と比べて従業員規模別集計で「4人以下」区分の件数及び構成比が前年同月比でやや下がっていることも影響し、前月と比べて件数の下げ幅は同様ながら、構成比は低下した。

(3)「不況型倒産」の前年同月比減少続くも、構成比は上昇
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「販売不振」「放漫経営」「他社倒産の余波」「過少資本」で前年同月を下回り、「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」「その他」で上回った。「販売不振」485件は1992年3月以降で最少となった9月(449件)に近い低水準であるが、前年同月からの下げ幅は3.6%の減少に止まった。
 「販売不振」が前年同月比で減少する一方、「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」は増加しており、「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は587件(前月比2.8%減、前年同月比0.2%減)と前月比、前年同月比では減少するものの、月次倒産に占める割合は82.6%(同1.2ポイント上昇、同2.7ポイント上昇)と2か月連続で上昇した。

(4)業種「その他」は農業、自動車運送関連業、土地売買業で前年同月比減少
 業種別の集計では「製造業」「小売業」が前年同月を上回った。「製造業」の中分類7区分の中で「食料品」「繊維」「出版印刷関係」「金属製品」「電気機械器具」の5区分が前年同月を上回った。
 また、「その他」71件が8か月間連続で前年同月比減少(7.8%減)となった。内訳では、「野菜作農業」の5件→1件、「土地売買業」8件→2件をはじめとして、運送関連の
幅広い業種でも前年同月を下回った。一方で「金融商品取引業」の0件→5件などの増加も目だった。