[01]10月の主な動き

2015/12/07 0:26 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2015/12/07 0:26 に更新しました ]
(1)件数の前年同月比減少が連続7か月に続伸
 10月の倒産件数は779件(前月比12.2%増、前年同月比7.4%減)、負債額は1,064億円(前月比60.7%減、前年同月比14.4%減)で、倒産件数の前年同月比は7か月連続で減少、負債額は「100億円以上」の倒産が発生しなかったことで2015年で2番目に少ない低水準に収まった。
 負債額1千万円以上の倒産は742件(前月比10.3%増、前年同月比7.3%減)、負債額は1,062億4,100万円(前月比60.8%減、前年同月比14.4%減)であった。

(2)小規模企業倒産の前年同月比減少が7か月連続
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は693件(前月比14.2%増、前年同月比5.2%減)で月次倒産全体に占める割合は89.0%(前月比1.5ポイント上昇、前年同月比2.1ポイント上昇)となった。
従業員規模別集計で「4人以下」区分が構成比をやや上げたこと、前年同月の構成比(86.9%)が比較的低かったことなども影響し、前年同月比が下げ幅を縮小し、構成比も上昇した。

(3)「不況型倒産」の前年同月比減少が7か月連続、構成比は前月から上昇
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「販売不振」「他社倒産の余波」で前年同月を下回り、「放漫経営」「過少資本」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」「その他」で上回った。「販売不振」500件は1992年3月以降で最少となった9月(449件)から増加に転じたが、過去12か月の平均(509.6件)をやや下回った。
 「販売不振」が前年同月比で11.8%減少する一方、「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」が増加したことにより、「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」の合計)は604件(前月比11.6%増、前年同月比7.8%減)と前年同月比では減少となり、月次倒産に占める割合は81.4%(同1.0ポイント上昇、同0.5ポイント低下)と9月からはやや上昇に転じた。

(4)業種「その他」は漁業、自動車運送業、不動産関連業種で前年同月比減少
 業種別の集計では「卸売業」のみが前年同月を上回った。「卸売業」の中分類7区分全てが前年同月を上回った。
 また、「その他」が7か月間連続で前年同月比減少(28.8%減)となった。内訳では、「まき網漁業」の3件→0件、「魚類養殖業」2件→0件をはじめとして、
「一般乗用旅客自動車運送業」3件→2件(前年同月比50.0%減)、「一般貨物自動車運送業」26件→21件(同19.2%減)、「土地売買業」5件→0件、「不動産代理業・仲介業」9件→5件(同44.4%減)など、幅広い業種で前年同月を下回った。