[01]12月の主な動き

2015/01/23 2:52 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2015/01/23 2:52 に更新しました ]
(1)倒産件数は2014年の最少
 12月の倒産件数は712件(前月比6.8%減、前年同月比8.7%減)、負債額は1,784億5,500万円(前月比54.3%増、前年同月比を下回り、2014年の最少件数であった負債額1千万円以上の倒産は686件(前月比6.8%減、前年同月比8.5%減)、負債額は1,783億1,400万円(前月比54.4%増、前年同月比32.7%増)であった。

(2)小規模企業倒産構成比は再び90%を割る水準へ
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は631件(前月比8.4%減、前年同月比8.7%減)で月次倒産全体に占める割合は88.6%(前月比1.6ポイント低下、前年同月比横ばい)だった。90%を超えた11月から再び88%台に戻している。件数は前年同月比で減少し、2014年最少件数となった。

(3)「販売不振」「既往のシワ寄せ」減少するも「不況型」の構成比は80%を超える
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「過少資本」「既往のシワ寄せ」が前年同月比で大幅に減少し、企業の資金繰り改善を裏付ける結果となった。また「販売不振」491件は1999年2月(478件)以降で初めて500件を割る低い水準になった。
 不況型倒産(販売不振、既往のシワ寄せ、売掛金回収難の合計)は560件(前月比4.8%減、前年同月比8.2%減)で、「販売不振」と「既往のシワ寄せ」が件数の減少に寄与したものの、「過少資本」減少の影響で、月次倒産に占める割合は81.6%(同1.7ポイント上昇、同0.3ポイント上昇)と前月(79.9%)から上昇した。

(4)業種別では運送業、農業、不動産関連増加
 業種別の集計では「飲食業」「その他」が前年同月を上回っており、「その他」の内訳では一般貨物自動車運送業や不動産関連業種で倒産件数が前年比で増加、野菜農家や酪農・養豚業も増加した。後継者難のような構造的な課題に加え、円安変動による輸入材料価格の高騰、人手不足といった困難に直面する業種の動向には今後も注視したい。