[01]11月の主な動き

2014/12/26 2:58 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2014/12/26 2:59 に更新しました ]
(1)倒産件数はことし2番目の低水準
 11月の倒産件数は764件(前月比9.2%減、前年同月比15.3%減)、負債額は1,156億3,700万円(前月比7.0%減、前年同月比16.3%減)で、倒産件数は1990年9月以来の低水準となった8月に次いでことし2番目に少ない件数となった負債額1千万円以上の倒産は736件(前月比8.0%減、前年同月比14.6%減)、負債額は1,154億7,700万円(前月比7.0%減、前年同月比16.3%減)であった。

(2)小規模企業倒産の構成比が90%超え
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は689件(前月比5.7%減、前年同月比13.0%減)で月次倒産全体に占める割合は90.2%(前月比3.3ポイント上昇、前年同月比2.4ポイント上昇)と高い水準で推移している。件数は前年同月比で減少となった。

(3)「既往のシワ寄せ」減少で不況型倒産構成比が80%を割る
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「他社倒産の余波」が3か月連続で前年同月を上回り10月に続いて50件を超す高い水準となった。一方で「既往のシワ寄せ」が4か月連続で90件を割る水準で推移しており、11月は前年同月比28.1減となる82件にとどまった。同様に「過少資本」も前年同月比で減少を続けており、企業の資金繰り改善がうかがえる。
 この影響で「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」)は588件(前月比10.2%減、前年同月比16.1%減)と大幅に減少、構成比は79.9%(前月比2.0ポイント低下、前年同月比1.4ポイント低下)となった。

(4)業種別では一般貨物運送業など改善も一次産業でわずかに増加
 業種別の集計では「その他」だけが前年同月を上回っており、その内訳では一般貨物自動車運送業や不動産代理業で倒産件数が減少する一方、野菜農家や酪農・食肉牛生産業などで増加した。後継者難に直面する業種の動向にも注視したい。また、「小売業」は1990年7月(68件)依頼の低水準で、集計開始以降で4番目に少なく、11月としては最少件数となった。


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