[01]10月の主な動き

2014/11/26 1:17 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2014/11/26 1:17 に更新しました ]
(1)倒産件数はふたたび減少へ
 10月の倒産件数は841件(前月比1.8%減、前年同月比14.9%減)、負債額は1,242億8,600万円(前月比9.2%減、前年同月比20.1%減)で、倒産件数は5か月ぶりに前年同月を上回った9月から一転し、ふたたび減少となった負債額1千万円以上の倒産は800件(前月比3.3%減、前年同月比16.6%減)、負債額は1,241億1,300万円(前月比9.3%減、前年同月比20.1%減)であった。

(2)小規模企業倒産の前年同月比が減少傾向で推移
 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下)の倒産は731件(前月比1.5%増、前年同月比15.9%減)で月次倒産全体に占める割合は86.9%(前月比0.2ポイント上昇、前年同月比1.1ポイント低下)と依然として高い水準で推移しているが86%台で安定している。件数の前年同月比が9月に増加となったが、10月は再び減少となった。

(3)不況型倒産の減少傾向続くも構成比は上昇
 負債額1千万円以上の原因別倒産件数は「他社倒産の余波」が2か月連続で前年同月を上回り50件を超す水準となった。一方で「過少資本」が4か月連続で40件を割る水準で推移をしており、10月は前年同月比46.3%減となる36件にとどまった。
 この影響で「不況型倒産」(「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」)は655件(前月比3.2%減、前年同月比15.0%減)と低い水準ながら構成比は81.9%(前月比横ばい、前年同月比1.5ポイント上昇)となった。

(4)建築業、製造業の倒産は低い水準に止まる
 9月の「建設業」「製造業」はそれぞれ前年同月比23.3%減、25.8%減と順調に減少を続けた。
一方で、商業・サービス業の各区分の減少率は20%に達しなかった。「建設業」の中分類では引き続き「土木工事」が低水準での推移を続けるが、「建築工事」「職別工事」「設備工事」についてはやや不安定であり、今後の動向に注目したい。