[10]地域別の動向

2013/07/22 2:55 に Matsumoto Norikazu が投稿
~「関東」「中国」は大型倒産で負債額が大幅増~ 

日銀は7月の地域経済報告で東北を除く8地域の景気判断について、前回4月から「持ち直しが続いている」と上方修正した。2期連続で全地域の景気判断が改善したのは3年9か月ぶりのことである。円安・株高を背景に企業や個人の景況感が改善、消費や生産の上向きなどが背景にある。

全国地方銀行協会の7月地方経済天気図では、全体を「住宅建築、公共工事の好調など景気は持ち直しが続いている」と回復の手応えを伝えている。しかし、地域別の動向では沖縄のみが「晴れ」で、東北、東海、九州の3地域が「曇り」、北海道、関東、甲信越、北陸、近畿、四国、中国の7地域が「曇り一時雨」に止まり、日本全体に浮揚感が浸透するには、なお時間がかかりそうである。

地域別の倒産動向では、「北海道」「四国」の2地域が件数・負債額ともに前年同月比で減少、「東北」「中部」「中国」「九州・沖縄」の4地域がともに増加、「関東」「近畿」の2地域は件数が減少、負債額が増加となった。

倒産件数・負債額の内訳は「北海道」34件(前年同月比19.0%減)・80億5,100万円(同48.2%減)、「東北」37件(同42.3%増)・97億2,700万円(同6.7%増)、「関東」365件(同11.6%減)・2,219億7,100万円(同148.2%増)、「中部」115件(同4.5%増)・266億4,500万円(同83.6%増)、「近畿」220件(同18.5%減)・506億2,000万円(同71.0%増)、「中国」45件(同40.6%増)・523億2,400万円(同481.4%増)、「四国」17件(同19.0%減)・28億1,500万円(同55.6%減)、「九州・沖縄」64件(同4.9%増)・115億5,100万円(同43.7%増)である。

増加地域の「東北」は青森県で前年比横ばい(5件)、岩手県は同50%減(6件→3件)となった一方で、宮城県の同233.3%増(3件→10件)、福島県の100.0%増(4件→8件)などが地域全体の増加に影響している。また、「中国」では広島県の前年比40.0%増(15件→21件)、山口県の200.0%増(4件→12件)などが響いた。

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Matsumoto Norikazu,
2013/07/22 2:55
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