~件数は前年同月比で増加区分が増える~ 負債額1千万円以上の倒産で倒産原因と営業年数のクロス集計をみると、前年同月と比べて件数は全49区分のうち増加が20区分、減少が17区分、横ばいが12区分、負債額は増加が23区分、減少が20区分、横ばいが6区分である。月次倒産全体の件数が減少しているにも関わらず件数・負債額ともに増加区分が減少区分を上回っていることから、前年同月と比較して企業倒産の動向に変化が生じているものと思われる。 件数の変動では、前年同月比で55.6%(5件)の増加となった「2年未満」で増加区分が多く、その主な増加要因は「販売不振」が前年同月比6件増と最も多く、「他社倒産の余波」(同2件増)、「過少資本」(同2件増)が続いた。同様に前年同月比2.4%の増加となった「30年以上」の区分では、「販売不振」が同12件減と大きく減少方向に寄与したものの、「放漫経営」の同7件増、「既往のシワ寄せ」の同9件増などの増加要因よってに相殺された。 |
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