~「販売不振」の件数は1990年2月以来の低水準~ 負債額「1千万円以上」の倒産件数は、「販売不振」550件(前年同月比18.3%減)、「放漫経営」36件(同34.5%減)、「他社倒産の余波」51件(同7.3%減)、「過少資本」35件(同25.5%減)の4区分が前年比で減少、「既往のシワ寄せ」115件(同1.8%増)、「売掛金回収難」4件(同100.0%増)、「その他」28件(同27.3%増)の3区分は増加した。「販売不振」の550件は、1990年2月(478件)以来の低水準である。 前年に比べた構成比は、「販売不振」(69.6%→67.2%)、「放漫経営」(5.7%→4.4%)、「過少資本」(4.9%→4.3%)の3区分が低下、「他社倒産の余波」(5.7%→6.2%)、「既往のシワ寄せ」(11.7%→14.0%)、「売掛金回収難」(0.2%→0.5%)、「その他」(同2.3%→3.4%)の4区分は上昇した。 「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」など不況型倒産の件数は、前年比15.1%減の669件(負債額「1千万円未満」を含め702件)で、構成比は前年を0.2ポイント上回る81.7%(同81.3%)である。 負債額は、土地売買業「ZKR」の負債額を含む「放漫経営」が261億3,900万円(同35.5%増)、小売業「べレッツアクラブジャパン」の負債額を含む「既往のシワ寄せ」が411億6,900万円(同67.1%増)と、それぞれ大きく膨らんだのをはじめ、「他社倒産の余波」162億4,000万円(同0.9%増)、「売掛金回収難」4億5,200万円(同184.3%増)、「その他」176億9,400万円(同595.0%増)などが前年比で増加した。一方、「販売不振」573億4,700万円(同59.9%減)と「過少資本」72億1,800万円(同33.4%減)の2区分は減少した。 |
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