(1)小規模企業の倒産構成比は89.0%の高水準 小規模企業(商業・サービス業は従業員5人以下、製造業・その他は同20人以下)の倒産件数は961件(前年同月比29.0%増)、構成比は前年を26.4ポイント上回る89.0%と、いずれも大幅な増加となった。 (2)負債額「1億円未満」の倒産構成比は71.6% 負債額「1億円未満」の小規模倒産は、773件(同9.0%減)と前年比で減少したものの、構成比は前年を0.3ポイント上回る71.6%だった。 (3)法的倒産の構成比は過去最高の86.0% 倒産原因別では、「販売不振」「既往のシワ寄せ」「売掛金回収難」など不況型倒産が888件(同7.6%減)、構成比は前年を1.4ポイント上回る82.2%である。倒産形態別では、「破産」「再生手続」「特別清算」など法的倒産が929件(同5.6%減)と前年比でやや減少したものの、構成比は前年を3.3ポイント上回る86.0%と過去最高の水準に達した。 (4)東日本大震災関連の倒産は35件と漸減 |