[10]地域別の動向

2012/10/22 1:16 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2012/11/14 23:04 に更新しました ]
~「関東」「四国」2地域で件数・負債額ともに前年比増~ 

 日銀は、10月の地域経済報告で東日本大震災の復興需要で基調の底堅い東北を除く9地域の景気判断を引き下げた。東北以外の地域を一斉に引き下げたのは、リーマンショック後に9地域全部を引き下げて以来のことである。これは、海外経済の減速に伴う生産減、日中関係悪化の影響、国内需要ではエコカー補助金の終了に伴う反動減、個人消費の不振など、さまざまなマイナス要因が重なったことによる。

 全国地方銀行協会の10月地方経済天気図では、個人消費、輸出の弱含みが生産に波及し、景気は「足踏み状態」としている。個人消費、設備投資、輸出、生産活動などのDI指数 が落ち込んでいる。地域別では、「沖縄」「東海」「九州」の曇りを除き、「中国」「四国」「近畿」「関東」「甲信越」「北陸」「東北」「北海道」などは軒並み「曇り一時雨」となった。しばらくは、ぐずついた天気模様が続きそうだ。

 負債額1千万円以上の集計で地域別の倒産動向をみると、「関東」「四国」の2地域が件数・負債額ともに前年に比べて増加、「東北」「近畿」「中国」「九州・沖縄」の4地域はともに減少、「北海道」「中部」はまちまちとなった。

  内訳は、「北海道」34件(前年同月比21.4%増)、35億4,300万円(同14.9%減)、「東北」28件(同12.5%減)、90億3,900万円(同71.7%減)、「関東」421件(同1.4%増)、921億5,900万円(同16.8%増)、「中部」116件(同13.7%増)、145億4,400万円(同27.1%減)、「近畿」203件(同29.0%減)、278億1,300万円(同43.9%減)、「中国」38件(同15.6%減)、34億8,500万円(同41.2%減)、「四国」23件(同21.1%増)、91億4,900万円(同49.0%増)、「九州・沖縄」68件(同8.1%減)、148億9,400万円(同4.9%減)である。


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Matsumoto Norikazu,
2012/10/22 1:16