(1)小規模企業の構成比は前年を2.7ポイント上回る65.4% 小規模企業(製造業・その他は従業員20人以下、商業・サービス業は同5人以下)の倒産件数は684件(前年同月比1.0%減)で、構成比は前年を2.7ポイント上回る65.4%である。 (2)大型倒産の発生で「販売不振」「放漫経営」の負債額が急増 倒産原因別では、「(株)クラヴィス」「全国小売酒販組合中央会」「三光汽船(株)」「(株)富士スタジアムゴルフ倶楽部」「(株)塩見ホールディングス」など大型倒産の発生で、「販売不振」「放漫経営」「既往のシワ寄せ」の負債額が急増した。 (3)法的倒産の構成比は過去最高の84.1% 倒産形態別では、「破産」「再生手続」「特別清算」「会社更生法」など法的倒産の構成比が過去最高の84.1%に達した。 (4)東日本大震災関連の倒産は32件 東京商工リサーチの調べによると、7月の東日本大震災関連の倒産は32件と今年の最少となり、やや沈静化がうかがわれる。ちなみに、23年3月以来の累計は848件に達した。このほか、金融円滑化法の貸付条件変更後の倒産では17件、円高関連の倒産では7件が発生した。 |
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