(1)小規模企業の構成比は1年3月ぶりに60%台の水準に戻す 小規模企業(製造業その他は従業員20人以下、商業・サービスは同5人以下)の倒産件数は649件(前年同月比2.7%増)と増減率は前年に比べ11.4ポイントの上昇。しかし、昨年12月以来61~65%台で推移してきた構成比は60.5%となり1年3か月ぶりに60%台の水準に戻った。 (2)負債額「1億円未満」の件数は前年比12.1%増 負債額「1億円未満」の倒産件数は、前年に比べ12.1%増の777件(負債額「1千万円以上」の集計では同12.4%増の743件)である。構成比は72.5%(同71.6%)と、前年比4.5ポイント(同4.6ポイント)上昇した。 (3)製造業と飲食業の負債額が大幅増加 業種別の負債額(負債額1千万円以上の集計)では、エルピーダメモリ(株)とその関連企業による大型倒産の影響で「製造業」が4,820億1,500万円(同115.3%増)、また「飲食業」では東京のステーキ店経営(株)清(負債額74億円)や石川県の焼肉店経営(株)フーズ・フォーラス(負債17億7,800円)など大規模な倒産が相次ぎ、166億7,300万円(同231.3%増)と大幅な増加が目立った。 |
中小企業調査研究ポータルサイト・トップ > 企業倒産調査月報・年報 > 企業倒産調査月報 > 月報(HTML版) ※現在更新停止中 > 2012年 4月(2012年2月調査) >