[04]原因別の動向

2012/02/23 1:58 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2012/04/06 1:32 に更新しました ]
~「販売不振」が4年5か月ぶりに700件の大台割れ~

 負債額「1千万円以上」の集計で倒産件数が前年比で減少した区分は、「販売不振」698件(前年同月比9.7%減)、「過少資本」47件(同17.5%減)、「その他」22件(同26.7%減)の3区分で、増加が「放漫経営」53件(同51.4%増)、「他社倒産の余波」83件(同22.1%増)、「既往のシワ寄せ」78件(同5.4%増)の3区分、「売掛金回収難」4件は横ばいとなるなど増減はまちまちであるが、「販売不振」が平成19年9月(692件)以来4年5か月ぶりに700件を下回ったことが目をひいた。

 前年からの件数構成比変動をみると、低下した区分が「販売不振」(74.3%→70.9%)、「過少資本」(5.5%→4.8%)、「その他」(2.9%→2.2%)の3区分、上昇が「放漫経営」(3.4%→5.4%)、「他社倒産の余波」(6.5%→8.4%)、「既往のシワ寄せ」(7.1%→7.9%)の3区分、「売掛金回収難」は横ばい、と件数の前年比増減に連動している。

 「販売不振」、「既往のシワ寄せ」、「売掛金回収難」を合計した「不況型倒産」の構成比は79.2%(負債額「1千万円未満」も含め79.0%)で、平成22年1月の79.7%(同79.6%)以来2年ぶりに80%の大台を割り込んだ。これには、「販売不振」の700件大台割れも影響している。

 負債額が前年から大きく増加したのは「既往のシワ寄せ」1,441億9,500万円(同372.6%増)と「売掛金回収難」17億8,700万円(同299.8%増)で前年比三桁の増加率となったのをはじめ、「放漫経営」201億8,200万円(同83.8%増)、「他社倒産の余波」577億7,600万円(同90.5%増)も、それぞれ二桁の増加率となった。

 一方、減少区分でも変動は大きく、「過少資本」76億8,000万円(同56.4%減)、「販売不振」1,064億3,400万円(同19.7%減)、「その他」113億100万円(同18.7%減)など、いずれも二桁の減少率である。

  負債額「1千万円未満」の集計では、「過少資本」(2件)と「売掛金回収難」(発生なし)の横ばいを除き、そのほかの件数・負債額はすべて減少した。

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Matsumoto Norikazu,
2012/02/23 1:58
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Matsumoto Norikazu,
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