[09]倒産原因・営業年数別の動向

2011/11/20 20:15 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2011/12/14 17:13 に更新しました ]
~対照的な「販売不振」の減少と「放漫経営」の増加~

 負債額「1千万円以上」の集計で倒産原因と営業年数の関連をみると、件数は全49区分のうち12区分が増加、27区分が減少、10区分が横ばい、負債額は13区分が増加、29区分が減少、7区分が横ばいとなった。

 総体的にみて、倒産は件数・負債額とも減少傾向にあるのは明らかだが、歴史的な円高が続いていること、収束の見通しが立たない欧州の債務危機、海外経済の減速感など、いぜんリスク要因に阻まれて景気の再起動にエンジンがかからない。景気は、しばらく低迷を余儀なくされそうだ。

 件数動向の特徴は、「販売不振」で「不明」を除く区分すべてが前年比で減少した点である。増減率で、前年に比べ変動の大きかった区分は、「放漫経営」の「6年以上10年未満」8件(前年同月比700.0%増)、「10年以上20年未満」13件(同116.7%増)、「30年以上」7件(同75.0%増)、「不明」7件(同75.0%増)、「既往のシワ寄せ」の「不明」6件(同200.0%増)などが目につく程度。

 負債額の増加区分では、「放漫経営」の「2年未満」4,500万円(同350.0%増)、「6年以上10年未満」1億8,500万円(同1750.0%増)、「10年以上20年未満」35億100万円(同233.4%増)、「他社倒産の余波」の「2年未満」6億7,400万円(同2146.7%増)、「30年以上」115億9,300万円(同254.3%増)、「既往のシワ寄せ」の「不明」9,000万円(同350.0%増)、「売掛金回収難」の「不明」93億1,800万円(同30960.0%増)などが、減少区分では「放漫経営」の「20年以上30年未満」、「他社倒産の余波」の「2年以上6年未満」、「既往のシワ寄せ」の「2年以上6年未満」、「その他」の「2年以上」から「10年未満」までの2区分などが、いずれも90%台の減少率である。


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Matsumoto Norikazu,
2011/11/20 20:15