~「不明」以外の件数はすべて前年に比べ減少~ 負債額「1千万円以上」の営業年数別集計を前年同月と比較すると、営業年数「不明」の170件(前年同月比1.8%増)を除き、そのほか区分はすべて減少した。一桁の減少率に止まったのは「6年以上10年未満」95件(同7.8%減)で、そのほかは二桁の減少率である。とくに「10年以上20年未満」195件(同24.7%減)と「30年以上」235件(同15.2%減)は今年の最小件数で、減少傾向が鮮明。 営業年数「30年以上」の倒産では、「理建工業」、「柏崎シルバー精工」、「小川テント」、金属製家具製造業の「カワイ」、ごみ処分業の「ダイヤ整環」、プラスチック異形押出し製品製造業の「東京化成」などが上げられるが、いずれも多くの社歴を積み重ねてきた企業群である。 前年に比べた構成比は、「6年以上10年未満」(9.1%→9.7%)、「20年以上30年未満」(17.7%→18.2%)、「不明」(14.7%→17.4%)の3区分が上昇、ほかは低下した。 負債額は、「2年未満」9億3,200万円(同81.3%増)のみ増加、そのほかは減少した。中でも「2年以上6年未満」61億3,700万円(同97.1%減)、「6年以上10年未満」59億4,100万円(同66.8%減)、「30年以上」834億5,000万円(同60.8%減)などの大幅減が目立つ。 |
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