[01]平成23年度上半期の主な動き

2011/10/17 22:11 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2011/11/01 2:32 に更新しました ]
ここで平成23年度上半期(4~9月)の倒産動向をざっと紹介、9月単月の動向は各論で記述する。

(1)件数は2005年に次ぐ低水準・負債額は21年ぶりに2兆円の大台割れ
倒産件数は6,697件(前年同期比1.7%減)で2005年に次ぐ低水準である。これは「中小企業金融円滑化法」、「東日本大震災復興緊急保証」などの政策効果による。負債総額は1兆9,773億8,500万円(同28.6%減)で21年ぶりに2兆円の大台割れとなった。このうち負債額「1千万円以上」は6,420件(同2.1%減)、1兆9,758億6,300万円(同28.6%減)である。
東京商工リサーチの調査によると、震災関連の倒産累計は379件。

(2)負債額「100億円以上」の倒産件数は11件
負債額「100億円以上」の倒産では、負債額規模で今年最大の「安愚楽牧場」(負債額4,330億円)と同2位の「SFコーポレーション」(同1,897億円)が発生したが、全体では11件(前年同月比45.0%減)に止まった。なお、同「10億円以上」の倒産件数は217件(同20.8%減)である。

(3)上場企業の倒産は3件
上場企業の倒産は、東証一部のマンション分譲「サンシティ」、ジャスダックのマンション販売「セイクレスト」、札幌証券取引所・アンビシャスの液晶機器製造・販売「インネクスト」の3社(前年同期5件)である。

(4)負債額「1千万円以上」の法的倒産は過去最高のシェア
負債額「1千万円以上」では、「破産」など法的倒産のシェアが80.4%と過去最高を記録した。また「販売不振」など不況型倒産のシェアも82.0%の高率である。