~法的倒産は前年比2.3ポイントの上昇~ 負債額「1千万円以上」の倒産動向を形態別にみると、倒産件数は「銀行取引停止」が184件(前年同月比16.0%減)と、前年比で21年5月以降2年4か月連続の減少となった。ほかは「破産」758件(同1.7%減)、「特別清算」11件(同52.2%減)が減少、「再生手続」、「その他」などは増加した。 前年に比べた構成比は、「銀行取引停止」が20.6%から17.9%にまで低下、「特別清算」(2.2%→1.1%)も低下した。「破産」(72.5%→73.9%)、「再生手続」(2.9%→4.6%)、「その他」(1.9%→2.5%)は上昇した。 法的倒産(「破産」、「再生手続」、「特別清算」など)のウエートは80.4%(負債額「1千万円以上」は79.5%)で、前年に比べ2.3ポイント(同2.0ポイント)上昇した。 負債額は、「再生手続」が4,603億7,600万円(同2470.5%増)と大きく膨らんだのをはじめ、「破産」が2,945億6,800万円(同158.2%増)、「その他」が65億1,300万円(同120.3%増)と、いずれも前年に比べ大幅増となった。「再生手続」には、「安愚楽牧場」、「ララ・プラン」、新潟の印刷業「(株)三幸堂」(負債額33億円)の3社、「破産」には、「SFコーポレーション」、「ユタカ商会」、愛知のアルミサッシ工事「(株)オールサッシ販売」(負債額48億円)などが含まれる。「銀行取引停止」257億2,800万円(同43.1%減)、「特別清算」68億6,000万円(同21.4%減)の2区分は減少した。 |
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