[10] 地域別の動向

2011/07/26 1:25 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2011/08/31 23:45 に更新しました ]
~「九州・沖縄」は大型倒産の発生で負債額膨らむ~

 地域別にみた倒産動向では、「北海道」、「中部」、「中国」、「九州・沖縄」4地域の件数・負債額がともに前年に比べ増加するなど、全体の景況感は芳しくない。

 しかし、日銀は7月の「地域経済報告」で、全国9地域のうち近畿と四国を除く9地域で景気判断を上方修正した。東日本大震災で寸断されたサプライチェーンーの復興も進み、生産が持ち直してきたためである。仮設住宅や工場設備などの復興需要も、緩やかに上向いている。ただ、国内では中長期的な電力の供給体制と価格体系に不安を抱えており、海外経済ではインフレ警戒感を強めているところ、あるいは減速気味のところなど、景気リスク要因を抱えていることを無視できない。

 地域別の動向は、「北海道」34件(前年同月比3.0%増)、118億4,500万円(同103.0%増)、「中部」158件(同45.0%増)、233億9,600万円(同3.8%増)、「中国」51件(同41.7%増)、84億8,500万円(同13.3%増)、「九州・沖縄」81件(同3.8%増)、562億8,400万円(同665.4%増)の4地域で件数・負債額がともに増加、「関東」443件(同7.3%減)、749億1,600万円(同56.8%減)、「四国」20件(同31.0%減)、28億1,100万円(同36.6%減)の2地域で件数・負債額ともに減少、「東北」41件(同16.3%減)、115億4,300万円(同40.2%増)、「近畿」337件(同0.3%増)、270億7,300万円(同50.2%減)の2地域は増減まちまちの数値を示している。
 
 「九州・沖縄」の負債額増は、福岡の「(株)福岡センチュリークラブ」(負債額343億円)、「(株)創栄」(同85億円)、鹿児島の「(株)日本建機リース」(同28億円)など、同区分での大型倒産の発生が重なったことによる。
 
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Matsumoto Norikazu,
2011/07/26 1:50