~前年に比べ増減の変動率はおおむね縮小~
負債額「1千万円以上」で倒産原因と営業年数の関連をみると、件数は全49区分のうち24区分が前年に比べ増加、18区分が減少、7区分が横ばいとなった。前月に比べ、各区分の増減率の変動幅は小さくなっているが、景気が上向きに転じたということでもない。 前年に比べ変動幅の大きかった区分は、わずかに「放漫経営」の「不明」10件(前年同月比150.0%増)、「過少資本」の「不明」5件(同66.7%増)、「既往のシワ寄せ」の「不明」5件(同150.0%増)など、数区分にすぎない。 負債額では、全49区分のうち21区分が前年に比べて増加、25区分が減少、3区分が横ばいである。 負債額で増加率の大きかったのは、「販売不振」の「20年以上30年未満」540億6,900万円(同182.9%増)、「放漫経営」の「6年以上10年未満」6億9,700万円(同142.0%増)、「不明」1億2,500万円(同212.5%増)、「過少資本」の「2年以上6年未満」4億9,700万円(同224.8%増)、「既往のシワ寄せ」の「20年以上30年未満」175億900万円(同430.3%増)、「不明」の1億2,000万円(同500.0%増)、「その他」の「2年以上6年未満」6億7,800万円(同370.8%増)である。
一方、減少率の大きかった区分は、「放漫経営」の「2年以上6年未満」6億6,000万円(同96.9%減)、「他社倒産の余波」の「2年以上6年未満」4億3,100万円(同90.3%減)、「既往のシワ寄せ」の「6年以上10年未満」18億4,500万円(同92.7%減)などである。
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