(1)22年度上半期の負債額は大幅に減少 23年度上半期(1~6月期)の倒産件数は6,778件(前年同期比4.2%減)、負債額は1兆6,668億3,200万円(同60.7%減)と大幅な減少となった。このうち負債額「1千万円以上」は、6,523件(同3.9%減)と、2年連続で前年同期を下回った。中小企業金融円滑化法などの政策効果によるものである。負債額は1兆6,654億2,300万円(同60.7%減)と、この20年間での最小規模となった。これは、負債額「100億円以上」の件数が14件(同41.7%減)と大幅に減少したためである。 (2)いぜん高い小規模・零細の倒産比率 負債額「1億円未満」の件数構成比は68.5%、従業員「4人以下」の構成比は44.1%、個人と資本金「1千万円未満」の構成比は56.0%である。いずれも、小規模・零細企業の倒産比率の高さを実感させる。 (3)不況型倒産の構成比は82.1% 倒産原因別では、販売不振など不況型倒産の構成比が82.1%と、いぜん高い水準にある。 (4)法的倒産の構成比は80%台を継続 「破産」をはじめとする法的倒産の構成比は、上半期を通じて80%台を継続、期間平均は83.7%となった。 |
中小企業調査研究ポータルサイト・トップ > 企業倒産調査月報・年報 > 企業倒産調査月報 > 月報(HTML版) ※現在更新停止中 > 2011年 8月(2011年6月調査) >