[01] 5月の主な動き

2011/06/19 19:19 に Matsumoto Norikazu が投稿   [ 2011/07/26 21:42 に更新しました ]
(1)倒産件数は21か月ぶりに前年同月を上回る
  負債額が1千万円~10億円未満の中間層が軒並み増加している。この影響で全体の倒産件数が1,099件(負債額2,528億1,500万円)と1年9か月ぶりに前年同月を上回った。一方、負債額「1千万円未満」の倒産が28件(負債額1億4,100万円)で、平成20年10月以来2年7か月ぶりに30件を割った。

(2)負債額「400億円超」の倒産が3か月ぶりに発生
 負債額「100億円以上」では、岡山の不動産業「太陽殖産(株)」(負債額417億5,800万円)が会社更生法を申請、負債額が400億円を超える大型倒産は3か月ぶりとなった。

(3)小規模企業の件数・構成比が増加
 小規模企業(製造業その他は従業員20人以下、商業サービス業は5人以下)の倒産件数は706件(前年同月比2.9%増)、構成比は64.2%と、それぞれ前月に比べ6.8ポイント、3.0ポイント上昇した。

(4)レジャー関連サービス業の倒産が急増
 負債額1千万円以上のサービス業倒産は236件(前年同月比38.8%増)と他の業種区分と比べて突出した増加率となった。サービス業の内訳をみると、宿泊業などを含むレジャー関連が38件(同111.1%増)となっており、早くも震災関連の被害が顕在化しているものと思われる。

(5)「他社倒産の余波」による倒産が続伸
 原因別では「他社倒産の余波」による倒産が続伸し、前年同月比は43.2%減少した昨年と一変し、27.8%増と2か月連続して20%を超える増加率を示した。

(6)「放漫経営」は2年1か月連続の件数減
  負債額「1千万円以上」で倒産原因別にみると、「放漫経営」の倒産件数が41件(前年同月比8.9%減)と、2年1か月連続の減少となった。

(7)「破産」の構成比は前年に比べ5ポイント上昇
  「破産」の構成比は75.3%(負債額「1千万円以上」は74.6%)と、前年の70.3%(同69.7%)に比べ5(同4.9)ポイント上昇した。

(8)従業員数99人以下の企業倒産が増加
 従業員規模別では従業員数100人を境に増加と減少の傾向が分かれた。構成比は、従業員数が100人未満の倒産が前年同月を0.5ポイント上回る99.5%※となった。(※従業員数「不明」を除く負債額1千万円以上の倒産に占める割合)