~「破産」の構成比が74.3%に上昇~ 負債額「1千万円以上」では、「銀行取引停止」186件(前年同月比13.5%減)、「破産」800件(同2.7%減)、「再生手続」44件(同17.0%減)、「特別清算」31件(同11.4%減)、「その他」15件(同48.3%減)と、すべての区分で件数が減少した。「銀行取引停止」の倒産件数をたどってみると、21年9月以前は300~400件で推移していたが、同9月以降は200件台を徐々に切り下げ、今年に入ってからは100件台が定着してきた。この結果、前年同月比の減少期間は2年間連続となった。 構成比では、「破産」が74.3%と前年(71.2%)に比べ3.1ポイント上昇、そのほか区分はいずれも低下した。「破産」は、法的倒産に占めるシェアでも、91.4%(負債額「1千万円未満」を含めると91.9%)と前月(92.7%)に比べ0.8ポイント下がったものの、いぜん高い水準にある。 負債額は、「銀行取引停止」294億1,600万円(同13.9%減)と「破産」1,136億4,600万円(同23.3%減)の2区分で減少、そのほか「再生手続」880億1,100万円(同82.0%増)、「特別清算」415億1,700万円(同16.7%増)などは増加した。 負債額「1千万円未満」では、「破産」が47件(同46.9%増)、2億9,900万円(同69.9%増)と件数・負債額ともに増加したのが目立つ。 |
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