不況型倒産のシェアは82.7% 負債額「1千万円以上」では、「過少資本」54件(前年同月比3.8%増)と「売掛金回収難」7件(同133.3%増)、「その他」36件(同89.5%増)の3区分が前年に比べ増加、そのほかは、「放漫経営」が45件(同2.2%減)と1年11か月連続で減少、「販売不振」が879件(同13.5%減)の大幅減になるなど、いずれも減少した。 前年に比べた構成比は、「販売不振」(77.3%→74.3%)と「他社倒産の余波」(6.0%→5.6%)の2区分で低下、そのほか区分は上昇した。「販売不振」、「既往のシワ寄せ」、「売掛金回収難」など不況型倒産のシェアは、82.7%(負債額「1千万円以上」は83.0%)と、いぜん80%台を継続している。 負債額は、「過少資本」117億200万円(同75.2%増)と「既往のシワ寄せ」423億1,500万円(同24.5%増)が増加、一方、「放漫経営」311億9,700万円(同49.6%減)、「他社倒産の余波」107億3,700万円(同47.0%減)、「売掛金回収難」46億8,200万円(同35.9%減)は減少、これら区分の増減率が大きく変動した。 負債額「1千万円未満」では、「販売不振」の件数・負債額が29件(同27.5%減)、1億6,100万円(同35.1%減)と、ともに減少した。 図:倒産原因別倒産件数・負債額前年同月比増減率の比較 ※クリックすると拡大します。(新規ウィンドウが開きます) |
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